実は店頭でも買えるWeb限定モデル「LIFEBOOK UH WU2/F3」

持ち歩けるノートパソコンが欲しいな、とふと思い立ち、眺めていました。
キーボードはLibertouchを使い、UH Keyboardには即出資するレベルに富士通の作るキーボードに調教され、AQUOS zero2からzero6へ乗り換えるほどに軽量モデルにとりつかれているような頭の壊れた人間が行き着く先は、やはりLIFEBOOK UHシリーズしかなかったのです。
考える必要もなかったようです。
何より持ち歩くという目的の上で軽いのは素晴らしいことですからね。荷物は少しでも軽い方がいいです。
ミニマリストの正反対を往く者としては既に破綻していますが、旅行の荷物はそこまで多くないので嘘は言ってないと思います。

UHシリーズの中でも世界最軽量の634g~となるUH-Xや736g~の軽量モデルであるUH75、2in1のUH90があります。
基本的にはどこまで軽さを求めるかですが、UH-Xとそれ以外には一つだけ大きな違いがありまして、それはカラーバリエーション。
UH-Xにはピクトブラック1色しか用意されていないのに対し、その他にはガーネットレッド、シルバーホワイトを足した3色が選択可能です。
そしてこれらには直販用のCTOモデルが用意されており、それぞれWU-X、WU2、WU3と付けられています。
また、直販ではFMV Zeroの名前でWU4というオールブラックなモデルとWU2の5G対応版(WWANモデル)を選択することが出来ます。

ところでこの直販モデル、サイト上のみではなく、一部の店頭では現物を見た上で(もちろん見られる現物は基本的にはカタログモデルですが)その場でカスタマイズ・注文が出来る「富士通 WEB MARTダイレクトスポット」というものが存在します。
ヨドバシカメラのPCコーナーではカタログモデルとは別に富士通 WEB MARTダイレクトスポットが用意され、その場のニーズに応じた選択が出来るようになっています。

しかもこのカスタムメイドスポット、割引率がサイトより高いこともあるようで、サイト上で注文するよりも安い場合も存在しました。クーポンやキャンペーンも問題なく適用されるので、店頭でうっかり気を失ってしまった際にも損はしないようになってます。

オーダーシート

店頭で注文する際は、写真のように、販売員に声をかけて(ここが難しいですよね)希望の構成を伝えるとクーポンなど適用後の金額を教えてくれます。
もし希望の構成が決まっていなければ、想定する用途などを伝えれば最適な構成を提案してくれるようです。
構成が決まったらWEBMARTで注文を進めていった後、決済は店頭の端末で行うところは少し変わった体験が出来て面白かったです。

結論はタイトルの通りで、最軽量のWU-Xではなく、WU2を選択しました。
理由は一つです。ガーネットレッドを選びたかっただけです。UH Keyboardもこの色だし、赤と言えばりんごですからね。
カラバリのためなら100gぐらい重くなるのはもはや誤差なのです。そもそも736gでも異常な軽さなのは確実ですからね。

構成としては、Xe Graphicsのある、というよりは16GBメモリが最重要だったために1135G7、16GBメモリにしました。
ストレージはとりあえず128GBは流石に心許ないな、ということで256GBまで盛りました。先代のWU2/E3(Windows10なだけっぽい?)がSSD交換可能とのことだったので、保証はされませんがあえて128GBで用意して差額と同額で買える512GBにしてもいいかもしれませんし、自身も足りなければ入れ替えているかもしれません。
ただし、それでもバッテリーは今回は軽さ重視で25Whを選択しています。

納期は1~2ヶ月とのことで、現在物流が滞っていることもあり、本来の納期より長くかかっている(構成によっては1週間の場合もあるそうです。ピクトブラックとか。)ことへのお詫びクーポンなども適用されて137000円程度でした。Officeはなしを選択出来るのと、サポートを削ることで発声する割引も適用された結果ですが、これだけの軽さとまともな日本語キーボードを備えてこの値段は決して悪い話ではないと思います。
国産のPCはぼったくりなどと言いながら某A社などの安いけどキーボード配列がしっちゃかめっちゃかなものを勧める人たち、劣悪なキーボードこそ本当の人権侵害ですよ。
なにより直販モデルはOfficeを削れるのがいいですよね。特に今は必ずしも必要なものではないですし、それでも即納がよければカタログモデルは在庫がありますからね。
その場合。16GBメモリが欲しければUH-X一択になってしまいますが。

注文後は、「富士通 WEB MART」のサイトから注文状況の確認が出来ます。
完成後は宅急便にて自宅へ配送されます。最終的な納期はほぼ1ヶ月でした。連休を挟んだことを考えると1ヶ月を切るかな、といったところです。

そして届いたのがこちら。じゃーん!

フットプリントは12.5インチ時代のThinkPad X240~270と比較して縦が少し小さくなった程度で、狭額縁化を実感させられました。16:10だったなら恐らくほぼ同じだったのでしょう。

天板の画面上部には少し出っ張りがあります。必ずしも美しいわけではありませんが、開く際の取っかかりとしてとても優れている(ThinkPadであれば傾斜が付いているのと同じと思われます)ため、実用性を考えたFCCLらしい配慮でしょう。

本体左側
本体右側

そして特筆すべきはこの軽さでありながら端子類が充実している点だと思います。
各種入出力のみならず、有線LANも内蔵されており、なによりSDカードのスロットすら用意されている点は特筆に値する点です。カメラの写真取り込み等で楽できるのがわかりやすいメリットですかね。

キーボードは言うまでもなく素直な日本語配列。海外メーカーの場合英語配列を無理矢理日本語にしたようなものが多々見られるため、こういった点は日本メーカーならではですよね。
トラックパッドのボタンが独立している(クリックパッドではない)点は好みが分かれる点ですが、個人的にはこちらの方がわかりやすくて好きです。ちょっぴり考え方は古いかもしれませんが。

初回起動時にこのような画面が表示され、電源接続を促されたのに驚きつつ、FCCLらしい配慮だなと思ったのと同時にやはり「いつの時代の画面だよ!」とツッコみたくなりました。
しかし優しさのある注意喚起ではあると思います。メインの客層がわかりやすいとも言えますね。

もちろんキーボードはバックライト付きで、それもバックライトのためにキートップの塗装されていない面は透明といったこだわりまで。

動作に関してはまあ特に言うことはないのかな、と思いますが、驚いたのはXe Graphicsの力。
「ファンタシースターオンライン2 ニュージェネシス」のような現代の構成でも比較的負荷の大きいタイトル(限界まで削ればかなり軽いところまで落とし込めますが)でも設定を詰めていけば最高画質と比較してもあまり遜色のない、PS4版より綺麗ではないかといったレベルで特に重くなるといったこともなく、問題なく遊ぶことが出来た点です。
もっとも、ベンチマーク回したわけではないし、ゲーム側の提示する推奨設定はかなり低い水準にはなってしまいますけどね。

好きな構成に出来て、しかも直販サイトで買うより安いこともあるのでよかったなと思います。
とはいえどうしても、というほど安いわけではないし、納期が変わることもないので、どちらで買っても困ることはないです。ポイントが付くといったこともありませんから。
Officeなしも選べるし、比較的構成への柔軟性は高く、納期も悪くないので是非検討してみてくださいな。

富士通 FMV LIFEBOOK UH
富士通 FMV LOOX
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